今年1月、母は享年92歳で他界。遺品であった2本の眼鏡のうち、まずは1本、修理に出していたのが出来上がった。生前の母は、書道が趣味で文字がとても上手、日記は勿論、携帯メールも入院中送っていたのです。母は少々値が張るメガネを買っていたのが壊れたため、2本目も作っていたのが入院中に壊してしまったー
そのうち2本目も修理して我が身の最期まで使う事にする~⭐︎
ーーーーーエピローグーーーーー
父は3年前、母は今年1月に他界。父母とも入院の際、姉二人と話し合って延命治療はしない、インフルエンザ・コロナワクチンの無接種、一般の緩和ケア希望とサインし、母は入院後約半年で他界した・・・
入院時のサインした内容が、僕ら兄弟にそれぞれの遺恨になってしまうことを・・・シワだらけであった筈の顔が嘘のように艶があり、今にも微笑むような綺麗な顔。そして、父もとても安らかな顔が「それでいいんだよ」と心に語りかけてくれた・・・。
そんな無言の別れを告げた父母の安らかな死顔は、親からの子への最後の愛情であったと確信してます。この眼鏡を手に持って、改めて「ありがとう」を遺影の前でお経と共に捧げた・・・